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しろくま、50にして思い立つ!!

shirokuma

なぜおうちをつくろうと思ったのか

新聞に挟まれた新築マンションのチラシを眺めながら、ここにベッドを置いて~、ここに机を置いて~、とまだ見ぬマイホームに夢を膨らませたことはありませんか?

しろくまはそんな小学生時代を送りました。

なにしろしろくまが住んでいた家は見るからにボロ家で、夏は暑くてジメジメ、冬は朝起きたら布団にうっすら雪が積もるような、まるで無人島で漂流物を使ってつくったような、そんな家。

部屋どころか家の玄関にすら鍵もないような家でした。

仏間がしろくまの部屋のとなりの部屋にあるものだから、くつろいでいる最中に親戚のおじさんが部屋の中を横切って仏壇を拝みにいく。(仏壇を拝んでくれるのはありがたい話ですが…)

そんな毎日が、当時は当たり前だと思っていました。

しかし!

あれから数十年、しろくまは学びました。

家とは家族が帰還する母艦であり、一日の疲れを癒すためのプライベート空間なのだと。

鍵がなく泥棒に財産を奪われたり、就寝中に知らないおっさんが部屋に上がり込んだりするのは、しろくまの理想のマイホームとは違うのだと。

摂氏0℃の部屋ですきま風にグッドモーニングされる家は、家とは呼べないのだと。

しろくまが社会に出てからというもの、そのほとんどの時間を賃貸アパートで過ごしてきましたが、安心して過ごせる空間がどうしてもほしい!

そんな思いから、無謀にも50歳を過ぎてから、おうちをつくりたい! と思ったのです。

マンションじゃだめなの?

実はしろくま、現在は分譲マンションに住んでいます。

ここはここで、小学生時代のトラウマを払拭するほどには、快適に過ごせています。

「おうち、あるじゃん」と、思われた方、あなたの考えは正しいです。

現在のマンションは、玄関に鍵はあるし(当たり前)、知らないおっさんが勝手に部屋に上がり込むこともないし(当たり前)、朝すきま風で起こされることもありません(当たり前)。

妻のくま子もそこそこ気に入っていて、住まいを変える必要なんかないといえばないのかもしれません。

でも、心のどこかでくすぶる違和感が、しろくまを問い詰めます。

「おまん、本当にそれでエエんかね?」

一軒家で育ったしろくまは、「家とは自由な空間」であると考えています。

ルールに縛られて暮らすのは、家じゃない。

多くの世帯がそれぞれの事情で生活を営む集合住宅であれば、当然にルールが必要です。

勝手に共用スペースでキャッチボールや花火なんかされた日には、誰だって迷惑だと感じますよね。

むしろルールは、ガッチガチであればあるほど暮らしやすいといえるかもしれません。

だけどしろくまには、そのルールがうっとおしく感じてしまうんですよね。

気ままに花火がしたい。

子供とキャッチボールがしたい。(子供はいませんが)

さすがに大人なので、常識という名のルールには縛られますが、一軒家であれば、マンションに比べて(自分の土地の中であれば)圧倒的自由が手に入ります。

しろくまは一軒家がほしいのです。

一軒家に求めるもの

じゃあ一軒家に何を求めているのか?

整理して考えると次のようなものです。

まず夏涼しくて冬温かいことです。

幼少期に過ごしたしろくまの実家は、しろくまの曽祖父(おじいちゃんのおじいちゃん)がセルフビルドした家らしいのです。

大工さんでもない素人の曽祖父が建てた家が、しろくまが大人になるまで建っていたというのは、単純に年月を計算しても、とてつもなく頑丈な造りだったと思います。そんな家を建てた曽祖父を、いまでもめちゃくちゃ尊敬しています。

が、やはり住宅性能的には、現在の家とは比較にはなりません。

年中風邪をひいて鼻水を垂らしていた幼少期を思い出すと、せっかく建てるのなら住宅性能がしっかりした家を建てたいと思うのは、仕方のないことだと思います。

次にちいさくてもいいので、庭(畑)がほしいです。

しろくまの実家は田舎にあり、農業を営んでいました。

農家は必ずといっていいほど家庭菜園をやっています。

しろくまの実家も例にもれず、しろくま母が100坪くらいの広さで家庭菜園をやっていました。

じゃがいも、とうもろこし、大根、きゃべつ、ビニールハウス内にはトマト、きゅうり、すいかなどなど、実にいろいろな野菜を栽培していました。

幼少期は当たり前に食べていたそれらの野菜が、大人になってスーパーで野菜を買うようになると、どれもが強烈に美味しかったのだと分かった時は、頭を鈍器で殴られたくらいの衝撃を受けました。スーパーのトマトは、正直味がしませんでした。

マンションのベランダで、プランターで作った野菜を食べても、あれほど美味しいと思ったことはありません。

土づくり、日照、そして栽培技術、どれを取っても、しろくま母には敵いません。

技術では敵わなくても、せめて露地で野菜づくりを楽しみたい。そう思うのです。

三つめは、やはり自由な空間です。

マンションでは当然、規約がありますし、上下階や隣室に気を使いながら生活せざるを得ません。その代わり駅近だったり、買い物環境だとかがよかったりしますよね。

住みやすさと自由な空間を天秤にかけ、どちらを選ぶか。これは「住みやすさ派」のしろくま妻と、「自由な空間派」のしろくまとの間で、長きにわたり議論が交わされました。

一軒家といえど何でも許されるわけではないですし、しろくまが家を建てたいエリアはしろくまの実家のように、隣まで百メートル以上離れているわけではありませんから、当然、隣家との関係性にも気を使わなければなりません。

一方のしろくま妻は、もともとマンション暮らし。実家の周辺には、徒歩10分圏内にスーパーがいくつもあり、地下鉄駅まで徒歩15分程度。便利さにドップリ漬かったしろくま妻とは、話があう訳もなく、いつも平行線です。

そんなしろくま家に転機が訪れます。

とある日、しろくま家に理事会の招集通知が届きます。

しろくまの住むマンションは、理事会運営を管理会社に委託せず、理事会役員を輪番で決めるタイプのマンションでした。

結果、仕方なく役員を引き受けたしろくまは、休日を理事会の仕事で奪われることになり、毎週の買い出しにまで影響がでるようになりました。これにはしろくま妻も激怒!

また、周辺のマンションに比べて管理費が安かったことも、このマンションを決めた理由だったのですが、管理費が不足していることが問題となり、あっという間の値上げで他のマンションと変わらない金額に。

そんなこんなでしろくま妻も「自由な空間派」に傾き始めました。

さて次回は、一軒家童貞のしろくま夫婦が家を建てるためにしたこととは…。乞うご期待!

ABOUT ME
しろくま(北国のひと)
しろくま(北国のひと)
家を買いたいと思ったときが買い時
北海道在住。とあるきっかけから「家を建てたい!」と思い立ったしろくまです。家の建てかたなど全く知らないおマヌケなしろくまが、東奔西走する様子を皆さまにお届けします。
年収 中の下
家族構成 妻と二人暮らし
職業 駆け出しブロガーです!
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